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自分に プラスになる趣味/マイナスになる趣味
(2010年5月10日)

 「趣味は人それぞれ。やりたいことをすればいいんだ。」と、この本を読むまでは思っていました。ジム・レーヤー著「メンタル・タフネス」という書籍です。


 本の内容について、一言で書きますと、「ストレスとの付き合い方」が書かれた本だと思います。ストレスというと、一昔前なら一流のビジネスマンがかかえるようなものでしたが、最近では、どの大人も含め、子どもすらかかえるようになってきたと感じます。


 ストレスをかかえると、人は自然とそれを発散させようと、色々しますが、そういったストレス発散方法によっては、そのことに依存してしまい、余計にストレスを生むような結果なってしまうようです。


 それが、タイトルのような「自分にマイナスになる趣味」です。具体的には、(大人向けですが)タバコを吸ったり、お酒などを飲み続けたり、食べ物を多く食べたり、買い物などをたくさんしようとします。


 もちろん、全く悪いわけではありませんが、これらのことが行き過ぎれば、タバコ依存症、アルコール依存症、買い物依存症、など、行為に「依存」してしまいます。


 では、逆に「自分にプラスになる趣味」とは、どのようなものでしょうか。それは、例えば、運動です。または、絵を描いたり、文を書いたり、曲を演奏したり、料理をしたり、などです。


 これらは、総じて「なにかを生み出すこと」と言えます。


 そういった趣味を行うと、充実感のようなものが得られているのではないでしょうか。


 「マイナスになる趣味」では、逆に、充実感は得られず、やればやるほどやり続けたくなります。また、やめると余計にイライラし始めます。


 「マイナスになる趣味」は、上記で大人向けを紹介しましたが、子ども向けで代表的なことは、(わたしが思うのは)テレビゲームです。なぜかというと、なかなかやめられない、やめても、すぐにやりだそうとする、ということで「マイナスになる趣味」と一致するからです。


 では、子どもたちが、「プラスになる趣味」を行うには、どうしたらよいのでしょうか。


 その前にプラスになる趣味、マイナスになる趣味について、改めてまとめますと、


 「プラスになる趣味」は、「生産的」「能動的」「活動的」な趣味を指します。


 一方で、「受動的」な趣味が、プラスでも、マイナスでもない、ニュートラルな趣味です。(でもやりすぎは禁物!)


 「受動的」な趣味とは、例えば、テレビを見たり、音楽を聴いたり、と、すでにあるものを受け入れるような趣味をここでは指します。また、プラスと言えなくはないのですが、本を読むことや、絵画を鑑賞することも受動的とも言えます。


 さらに、「消費的」な趣味が、マイナスになる趣味となります。


 「消費的」な趣味は、前述いたしました通り、買い物をしたり、お菓子を食べたり、お酒を飲んだりと、「(自分の外にある)何かを使う」ことが中心の趣味になります。


 さて、ここで「プラスになる趣味」について、詳しく書きます。「生産的」「能動的」「活動的」な趣味とは、学校の教科で例えますと、「体育」「美術」「音楽」「技術(図工)」「家庭科」や「国語」「総合学習」などに関係することとなります。


 「体育」は、スポーツです。これは「活動的」に当たります。小さい子(小学低学年やそれより年下)なら、自分で勝手にはしゃぎまわって運動していますね。小学高学年くらいからは、はしゃぎまわることは少なくなりますので、本人がやりたいスポーツがあれば、どんどんやらせることをお勧めします。また、親御様がスポーツの趣味を持っていれば、一緒にやってみるのもいいですね。


 「美術」では、絵を描くなどです。「生産的」に当たります。これも、小さい子なら紙と書く物があれば、自分で勝手にやっていますね。親御様に絵を描く趣味があれば、小学高学年以降から、画き方など、教えることをお勧めします。
こちらも親御様が、そういった趣味を持っていれば、一緒にやってみることがお勧めです。


 「音楽」は、楽器を演奏することです。「能動的」に当たります。中学生・高校生の特に男子は、特にギターなどの
楽器演奏に興味を持ち始めます。音で迷惑にならないくらいに、また、「買うことで満足する」だけにならないよう気をつければ、どんどんやって欲しいと思います。


 「技術(図工)」は、日曜大工のように物を作ることです。「生産的」に当たります。小さい子なら、積み木やブロック遊びなどに当たります。小学高学年以降なら、興味がありそうなら、近くのDIY店などで、木材や釘やプラスチック板などの材料を買い与えて、勝手になにかを作らせるものいいかも知れません。パソコンに興味がある場合は、プログラムなどをやらせるのもいいと思います。


 「家庭科」は、料理をや裁縫です。プランターなどで植物を育てることもいいですね。これらも「生産的」に当たります。掃除なども活動的でいいですね。

 「国語」は、特に女子に多い、日記をつけたり、小説を書いたりなどです。あるいは、俳句や川柳を作るのも良い思います。これも「生産的」に当たります。


 「総合学習」は、何かを観察したり、調べたりすることです。これは「能動的」に当たります。科学者タイプの方は、小さい頃からそうったことをする傾向があるようですね。


 以上、挙げましたことの大きな共通点は、


●子どもは、自分から自然に「プラスになる趣味」をやろうとする


ことです。また、


●親御様(や大人・年上)がやっている趣味を真似をしようとする、
●親御様(や大人・年上)と一緒にやりたいと思い、色々と教えてもらいたいと思う、


ということも、大きな特徴です。


 一方で、小学高学年生以降から、消費的なこと(お金を使う、物を手に入れる)に興味を持ち始めますので、お金を使うこと、買い与えることには、「○○円まで」といったルールをしっかりと、子どもに徹底させることも大事です。


 つまり、子どもが、大人になっても「プラスの趣味」を持ち続けることとは、


●やりたい遊びを自由にやらせる。(危険なこと以外)


●お金を使ったり、物を消費中心の遊び・趣味や、なかなかやめられない遊びにはルールを作る。


●親がなるべく「プラスになる趣味」を持つ。


といっただと思われます。







コラムをお読み頂きましてありがとうございます。
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