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親向け学習指導法

「練習する」ことの段階と対策

 最後に、「練習する」ことの段階と対策についてまとめます。反復練習の必要性で記載しました通り、新しいことを学ぶときは、多くの場合「興味を持つ」⇒「説明を聞く」⇒「理解する」⇒「練習する」といった流れがあります。そして、さらに「練習する」の中には、いくつかの段階があります。
  始めは、「やってみる」です。はじめて聞いたことですので、頭では理解したつもりでも、本当にできるかわからず、おそるおそる(性格によっては玉砕風に)計算などを解いてみます。このときの対策は、教師などの大人がついていることがベストと考えます。やってみたけど間違えた、やってみたけどわからなくなったときに、即座にやり方を説明してあげると、すぐに修正されます。(逆に、そのままほっとく「わからない!」が定着して、その後の反復練習が嫌なイメージに変わってしまいます…)
  次に、「何度もやる」です。一度できただけですと、明日にはすぐに忘れるのが人の常。何度も練習します。このときの対策は、少しずつ問題の量を増やすことだと考えます。今日は5問、次の日は6問、次の日は7問、次の日は8問、次の日は9問といった感じです。(ただし、8,9割以上の正解がなければ、問題数を増やすことはお勧めしません。はじめの「やってみる」に戻り、じっくりと練習を続けます。)はじめは、時間がかかったり、すごく疲れたりしますので、少量の問題にし、じょじょに増やします。そうして20問くらいなりますと、「前は5問でも大変だったのに、今は20問も解けちゃう」という気持ちがその後の自信につながります。子どもはこうったことには気づきにくいので、大人が話してみると良いかと思います。(大人に言われたことが、さらなる自信になります。)そうして、「練習する」ことが、良いことと思えるようになり、「練習する」の意味や理由を、自分の中で理解していきます。
  最後に、「結果を見る」です。何度も練習して、「できる」という意識が付くと、今度は「どれだけできたか」を気にするようになります。例えば、正解の数などを気にします。もちろん、この段階では8,9割は解けますので、満点かどうか、ということを気にします。もちろん、全て満点である必要はありません。満点でないからといって責める必要は全くなく、むしろここまでこれたこと自体がほめられることです。そうはいっても、本人は気にしますので、結果に対して大人はなにも言わずに、点数などをグラフにしてあげると、向上心をほどよくくすぐられると思われます。また、「タイムを計る」こともお勧めです。タイムは、点数のように「満点かどうか」といったシビアな世界ではなく、「昨日は1分だったけど、今日は55秒で解けた」といった成長が、本人にも大人にもわかりやすいので、「量をこなす」とは違った成長が見られます。

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