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「幸福ってなんだろうな?」 映画「学校」より(2006年5月12日) 山田洋次監督作品の映画「学校」を久しぶりに観ました。「学校」シリーズは4本あり、今回はその1番目です。夜間中学が舞台となり、夜間中学に通う生徒(といっても、10代、20代、50代、中国人、韓国人と様々)の葛藤の中での、先生と生徒の成長を描いています。 作られたのは、1993年ですので、現在とは雰囲気が少し違った感じですが、登場人物の気持ちについて、かなり丁寧に描かれているので、大元は、色あせた感じはしませんでした。 その映画の中で、最後に「幸福」について考えることになりました。初め一人の生徒が「お金かな?」と言いますが、他の生徒は、そうではない、と言います。では、なんなのか、と先生が聞きますが、生徒はうまく答えられません。 わたしは恥ずかしながら、この時点では「おざなりの答えしか出さないだろう」と思ってました。そんな重いテーマに、一つの結論が出るわけはない、と。しかし、出てしまいました。しかも、かなり納得がいきました。 生徒が悩む内に、一人の生徒が自分のことについて話し始めます。鑑別所を出た後、反省し、やり直そうと思って今までの学校へ行ったものの、教師の心のない言葉によって、自暴自棄になります。そうした中、夜間学校を知り、学校の前まで行きました。 しかし、学校に入りずらかったので、校門の前に座っていて、ふと「やめようか」と考えていたそうです。お金なら手に入れること はできるから、生きてはいける、と。しかし、そこで一人の教師に優しく声をかけられました。 そのとき、その生徒はこう思ったそうです。 「あ〜 わたし… 幸せになれるのかも」 そうして、生徒達の幸福についての結論は、 「それ(幸福)をわかるために勉強するんじゃないの?それが勉強じゃないの?」 ということでした。教育は、わたしの思う以上の深いなと、感じた瞬間でした。
「幸福ってなんだろうな?」 映画「学校」より(2006年5月12日)