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コラム

アンペアを下げて家庭でも節電
(2011年7月11日)

震災による原発問題は、全国の原発の再稼動にも影響を及ぼし、今年の電力不足の問題は全国的に広がっている様子です。



電力不足を受けて、東北電力・東京電力関内のほとんどの大口需要のある顧客には、15%の削減を求め、従わない場合には法律により罰金が科せられているようです。



それにより、この暑い季節到来にも関わらず計画停電が再実行されていないことはとてもありがたいことです。



企業がそのように頑張っているのですから、個人や家庭も同じように頑張った方がいいですね。



家庭が出来る最も簡単で効果的な節電法があります。



それはブレーカーのアンペアを下げることです。



ご自宅にあるブレーカーに「30A」や「40A」と大きく書かれているのは見つかるでしょうか。



こちらがご自宅で使える最大限の電流になります。これが大きい程、たくさんの電力を使えます。



小さい電力から節電していくことは大事ですが、電灯をこまめに消しても、電力消費の高い、エアコン、電子レンジ、炊飯器、ヘアードライなどを同時に使ってしまっては、急激に消費電力が上がってしまいます。



数ワットの電力を削減しても、1000ワットの電力をたくさん使ってしまっては、アリが築いた城を象が踏み潰すようなものです。



しかし、ついつい同時に使ってしまうことはあります。お父さんが部屋でエアコンを使い、お母さんが料理でオーブンを使い、お姉さんがヘアードライを使う、といったことはよくあることです。



ですので、アンペアを下げることで、強制的に使用電力を抑えれば、同時に使ったとしてもブレーカーが落ちて、使うことが出来なくなります。



そうすることで、どの家電の電力消費が高いかが、わかってきます。



目安としては、一人世帯では「20A」、3?4人の家庭であれば「30A」です。



上の書いたような状況が起きると、ブレーカーが落ちてしまい不便に感じるかと思います。ですが、これこそ家庭で出来る最大限の節電になると思います。



もちろん、この上で待機電力を抑えるなど、こまめな気遣いがあれば、すごいエコ家族ですね。






コラムをお読み頂きましてありがとうございます。
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