「幸福度が高い」のはいいことなのか?-シヤワセってなんだ?-
(2012年1月30日)
僕には2歳と4歳の甥っ子がいるんですよね。
姉貴の子どもです。
言葉もそろそろ覚えてヤンチャ盛りだったりして。
正月に帰省したさい、まあ、それはそらはお祭り気分騒ぎで楽しくもあり大変でもあり。。。
で、実は1つ感心したのが
好きな食べ物は納豆とかお豆さん。
3時のおやつは、お婆ちゃんがつくったニンジンジュース。
(バナナジュースに、ほんのちょ?っとだけ、ニンジンが入ってて、
ミキサーで粉々になってるからほとんどわからない。
バナナジュースとはいわず、親も『ニンジンジュース』と言っている)
ヤンチャ盛りの頃はやれチョコレートだの、やれポテトチップスだのを欲しがるのかと思いきや、
お豆さんとかニンジンジュース。なんとも素晴らしい。
ちなみにからくりは
『チョコレートもポテトチップスも与えないから、そもそも知らない』のだそうだ。
ほう。
なんともまあ、今時の母親にしてはちゃんとしてるわ。
欲しくないのではなく、“そもそもそういうのを知らない”のである。
さてさて。
最近、ある国の国王が来日して以降、何やら「幸福度」とやらが注目を浴びてますね。
その国王の国では、国民の実に90%が「シヤワセだ」と感じているそうです。
すげー!!!ってボクも思ってました。
でも、あるジャーナリストがラジオで話していることを聞いて、
「むむっ?」って思うことがあったので今回はその話。
そのジャーナリスト曰く、
『ブータンって国は(←あ、言っちゃった!笑)、シヤワセのハードルが低いんです。
例えば、今日は野菜が取れたからシアワセだ、とか、
牛のウンコを掃除して綺麗になったからシヤワセだ、とか。』
そうなんです。
そういうことなんです(何がだ)
いやね、シヤワセって、実は結構相対的なもんだと思うんです。
ブータンの人達は、外の世界を知らないから「とりあえず今のままを良し」としているだけで、
リモコンでテレビがついたり
ボタン1つで洗濯ができたり、
好きなときに電話やメールで会話できたり、
トイレがお尻を洗ってくれたり、そういうのを知ったら絶対うらやましいと思うよ。
ボクが汚れてるのかもしれないけど、
なんだかんだ言いながら、結局今の日本がいいなあ
【今日の一言】
ていうか、怒りや不満、嫉妬心を時に持つからこそ、
人は成長し、国は発展してくんじゃないの?
現状に満足してると、成長も発展もないよ。
と思うのは、ボクの心がひねくれているからだろうか。