地域で知を共有する
(2010年9月13日)
愛知県に拠を構える「NPO法人アスクネット」という団体の取り組みを紹介致します。
この団体は教育に関連する様々な活動をしていますが、私にとって印象的な活動は、地域住民が地域住民に対して講座を開くイベントです。
夏休みの一時期に、2?3校の学校丸ごと借り切って、地域の住民が各教室で講座を開くものです。ある人は科学の話だったり、ある人は戦争体験の話だったり、フラワーアレンジメントだったり、刺繍だったりと様々です。
その道のプロの方もいるかも知れませんし、元プロの方もいるかも知れませんし、全くのアマチュアの方もいるかも知れません。
いずれにしても、それぞれが持つ「知」を他の人に教える・伝えるという取り組みのようです。
講座数は、数百にも及ぶらしく、こうした取り組みがいかに関心を持たれているかが、うかがえます。
講座を聞いた人、特に外部から越してきた人にとっては、「近所にこういう人が住んでいるのか」と感じることで、地域への尊敬と愛着が生まれるきっかけになるかも知れません。
地域の人達とつながる方法が、神輿を担ぐような楽しむためのお祭りでもいいと思いますが、「知」を共有するような、少し真面目な取り組みであってもいいように思います。
例えば、それがお寺のような場であってはどうでしょう。お寺は、私達に身近な存在であるようで、地図を見ると結構近くにあるかも知れません。
お寺は、葬式をするところ、お墓があるところ、ということだけではなく、昔は「寺子屋」「駆け込み寺」という名があるように、地域と深く関係を持った存在だったようです。
お寺は、広い畳部屋があったり、太い木々が並んでいたり、心落ち着く場所としては最適だと思います。
そんなお寺で、子どもも大人も何かを学んで、それぞれに成長していく、そうしたことがあると楽しいと思います。
私の身近で、そういうった動きが起こりつつあります。実現しましたら、こちらでご報告致します。
コメントありがとうございます!隣人が持つ「知」を他の人に教える・伝えるという取り組みとは面白いですよね。
お寺に関しては、かなり以前にコメンテーターをしていた春日了さんを思い出します。
当時、お布施が問題になっていた時に(実はつい最近も話題になってました)、「戒名をつけてほしければ、私の寺に来られれば、タダでつけますよ」と言い切りました。
そんなことを思い出して、先日、ふと調べてみると、すんごい寺になってますねえ。
今夏、市立図書館で、きもだめしがありました(笑)。
「地図を見る結構」→「地図を見る(と)」
「と」が必要かしらん(笑)。
⇒ご指摘ありがとうございました。(管理人)(あきらさん 2010年9月19日13時59分)