街を変えた中学生(2011年2月14日)懇意にさせて頂いている先生から、プロジェクト学習に関する面白い事例を教えて頂きました。 (プロジェクト学習についてはこちらをご参考下さい http://www.hanpuku.net/column.php?id=76) ある中学生Yさんが住む市の市長は、10年後の市の発展のため、若い人の提言を取り込みたいと考えました。 そこで、Yさんは街頭に立って通りすがりの人にインタビューを始めました。その結果、どの年代でも「この地域は交通の便が悪い」と考えていることがわかりました。 ですので、地域内に走る路線バスの本数を調べたところ、高齢者500人に対して1本しかありませんでした。 これは市内のどこよりもバス数が少ないことを表していました。 この内容を、市長以下、市の幹部の前で発表したところ、市を動かす結果となり、コミュニティバスの増発につながったそうです。 このプロジェクト学習の出発点の「街頭に立って人に聞く」ということは、言葉で言うほど簡単なことではありません。丁寧に答えてくれる人もいると思いますが、無視する人、邪険にする人、そういった人もいたと思います。それでも諦めずに多くの人に話しを聞いたことは、とてもすごい精神力、頑張りです。 学習と言えば、机に向かって本を読むようなイメージがあります。しかし、本質は「いやになりそうな時でも諦めない」そういった気持ちを養うことにあるのかも知れないと感じた話しでした。 コラムをお読み頂きましてありがとうございます。コラムを読まれたご感想、ご自身の思い・考えなどをお待ちしております。(ご投稿頂いたコメントは、当サイトに掲載させて頂く場合があります。)お名前学校名(未入力可)メールアドレス(未入力可)コメント
街を変えた中学生(2011年2月14日)