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形無しと型破り(2010年2月1日)歌舞伎の世界では、基礎を積んでいない人のことを「形無し(かたなし)」と呼ぶそうです。一方で、基礎をしっかり積んでいながらも既存の型を超える人のことを「型破り(かたやぶり)」と呼ぶそうです。 基礎を積むことは、誰にとっても辛いことだと思います。それをする意味がわからないまま、単調なことを延々と繰り返さなければならず、間違えれば叱られます。 しかし、基礎はこれまでの歴史の中で、熟成された「大事」な何かであることには変わりません。 それをやらずして、大きいことをやろうすれば、その結果は「形無し」になることが多いのだと思います。 これは歌舞伎に限らず、どのような世界でも同じだと思います。特に若い頃は、人とは違うことがしたくて、突飛なことをしようとしますが、基礎が無いので「型破り」にはなれません。 勉強でも同じく、学校で学ぶことは、これまでの人類の歴史が積んだ多くの情報・思考方法ですが、これらを地道に積むことで、より高度な思考が出来るようになります。 自分の目指す世界で「型破り」を目指してもらいたいからこそ、そのための基礎をしっかり積んでもらいたいと思います。コラムをお読み頂きましてありがとうございます。コラムを読まれたご感想、ご自身の思い・考えなどをお待ちしております。(ご投稿頂いたコメントは、当サイトに掲載させて頂く場合があります。)お名前学校名(未入力可)メールアドレス(未入力可)コメント
形無しと型破り(2010年2月1日)