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    コラム

    食事が学習能力や性格を変える?
    (2010年3月29日)

     「怒りっぽい人がカルシウムが不足している」という話しは、よく聞きますが、ほとんど迷信のようなものと考えていました。しかし、食事が性格にかなり影響を与えるような実験があります。


     30年も前のことですが、アメリカのシャウスという栄養学者が、犯罪者に対して、食事改善を行いました。その結果、食事改善を行われていない者の再逮捕率が34%だったのに対して、改善を行った者は、12%の再逮捕率だったそうです。


     また、シャウス氏は、ケーキやチョコレート、コーラなどの炭酸飲料からの白砂糖を大量に摂ると、体内のカルシウムやビタミンBが失われ、血中のミネラルやビタミンのバランスが崩れて、異常行動に結びつくと指摘しています。


     確かにこういったお菓子は、「生きることに必要」とは言えない食べ物ですから、摂りすぎると人に対してマイナスな効果あるように思えます。


     私は以前に健康を気にしてダイエットをしたことがありまして、甘い物好きですが、なるべくお菓子を断った生活をしていました。(今は2日に1回の割合で食べてます…)


     そのとき感じたことが、


    「前日にお菓子を食べないと、翌日体がすっきりする」


    ということです。今は、お菓子を食べないときもあるので、体の毒性が弱まったせいか、次第に区別が付かなくなりましたが、ダイエットし始めのときは、かなり顕著でした。


     小児科医の真弓定夫という先生は、食生活について、「まごはやさしい」(豆、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、シイタケ、いも)をよく食べましょう、と提案されています。


     どれも、日本人が食べてきた食べ物ですね… これらの食べ物は、ケーキやチョコレートに比べれば、そんなにはおいしい食べ物じゃないかも知れません。でも、こうした食べ物が、「イライラする」「ムカつく」「かったるい」といった気持ちを抑えるものならば、工夫して食べさせていく必要はあるのかも知れません。






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