ログイン

タイトル一覧

ページ [1] [2] [3] [4] 次の40件
  • 『飽食暖衣 逸居して教えざるは即ち 禽獣に近し』(2013年8月14日)

  • 3歳から12歳までの子育てについて (2013年4月28日)

  • 自分がこうなったのは親のせいだ(2012年10月2日)

  • リーダーシップのある校長先生を!(2012年8月17日)

  • 仕事と勉強 -社会人と学生のギャップ-(2012年4月23日)

  • PBLフェスタ2012に参加しました(2012年3月26日)

  • 「いいね」でつながる新しい政治(2012年3月19日)

  • 人の三大成長(2012年3月5日)

  • どうしてカーリングは「日本代表」ではなくてチーム名(例:チーム青森)」がそのまま日本代表になるのか?-人気スポーツのふとした疑問-(2012年2月20日)

  • 算数・数学を習う3つの理由(2012年2月6日)

  • ラオン先生の反復ネット
    サービス内容
    使い方
    お申し込み
    よくある質問
    お問い合わせ
    ログイン
    共通メニュー
    コラム
     
     

    コラム

    まずはバランス 映画「ベストキッド」より
    (2010年8月30日)

    最近、映画「ベストキッド」を観ました。上映されているジャッキーチェンのものではなく、昔の作品です。


    以前に何度か観たことがありましたが、とても好きな映画ですので、改めて観てみました。


    通信教育で空手を習うダニエル君ですが、転入した高校で同級生達のいじめにあいます。


    ダニエル君なりに対抗しようとしますが、火に油を注ぐようなもので、同級生達数人に追いかけられ、囲まれて殴られらり、蹴られたりします。そこを助けたのが、初老の空手の達人・宮路さんです。


    宮路さんに空手を教えてくれるよう頼むダニエル君でしたが、宮路さんは始めは断ります。しかし、諸々の出来事があり、宮路さんは空手を教えてくれることになりました。、



    宮路さんの空手稽古は、車のワックスがけ、床磨き、壁のペンキ塗り、など空手とはほど遠いものでしたが、実は、それらの動きが空手の防備をする練習だったのです。


    「こんなことやってられないよ!」と言い出すダニエル君に、突然、宮路さんは突きや足蹴りを出し、ダニエル君は反射的にそれら防ぎました。そのことにダニエル君自身が驚いているシーンが、私はとても好きです。



    その後、水辺にユラユラと浮かぶボートの上に立って、空手の防備練習をしました。その時にダニエル君が言います。


    「早く突きや蹴りの練習をさせてよ。」


    そこで、宮路さんは言いました。


    「まずはバランスが大事だ。バランスがあれば何事もうまくいく。バランスが無ければ何もうまくいかない。」



    私が子どもの頃は、この会話は何となくでしか聞いていませんでしたが、今回、ハッと気付かされました。


    ダニエル君が言った言葉は、誰もが持つ欲求だと思います。すぐにこれをやりたい。早く知りたい。すぐに結果が欲しい。早く成果に出したい。


    ですが、宮路さんはバランスが大事だと教えます。バランスを保つには、常に足元に気を配りなさい、ということなのだと思います。




    教育においても、やはり同じです。


    子どもが努力していると、本人はすぐに努力の成果が欲しくなります。その努力を知っている大人も、すぐに成果が出たように伝えたくなります。


    ですが、子どもに注目させるべきは、今のバランス、引いては心のバランスがしっかりしているかどうか、なのかも知れません。


    そのことをきちんと伝えるためには、自分自身のバランスがしっかりしているかどうかですが、ここが難しいところです。


    まずは、座禅、でしょうか・・・






    コラムをお読み頂きましてありがとうございます。
    コラムを読まれたご感想、ご自身の思い・考えなどをお待ちしております。(ご投稿頂いたコメントは、当サイトに掲載させて頂く場合があります。)

    お名前
    学校名(未入力可)
    メールアドレス(未入力可)
    コメント

    個人情報の取り扱いについてお問合わせ特定商取引に関する法律に基づく表記