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    コラム

    自然の中の仕事
    (2010年10月11日)

    先日の敬老の日を受けまして、家族で祖母の家に行って参りました。


    祖母宅の庭は、小さな畑が作れるくらいの大きさですが、祖母は高齢のため高齢者施設に入っていまして、庭は雑草が生え放題です。それを刈り取って畑にして、祖父の墓参りをし、祖母のお見舞いをする、といった行事でした。


    雑草といえども根が強いので、鎌を使って根こそぎ刈り取る作業はなかなかの労働です。しかし、自然の中で汗をかく仕事というのは、それなりに楽しいものです。日常では行わないことですので、時間が経つのを忘れて、もくもくと取り組んでいました。


    そうしたことをやりながら思うのは、子どもの頃からこういった仕事をやってもよかった、ということです。


    汗をかいて自然の中で仕事をすることは、子どももすがすがしいことと思いますし、作業を終えた後に、「ご苦労様」などと言われれば、とても嬉しいものです。


    そうしたことを経て、「仕事をする」⇒「褒められる」というイメージが付いたり、「自分は○○が出来る」⇒「自信になる」ということになって、心にいいものが残ると思います。


    大人はついつい子どもに仕事を避けさせてしまうことがありますが、むしろ子どもは仕事をやりたいと思う心があるように思います。社会に出れば、辛い仕事にぶつかることもあると思いますが、子どもの頃から少しずつ慣れさせていけば、辛さが和らぐように思います。



    私は、そういったことをしないで大人になってしまいましたが、これからの子ども達にはそういった経験をさせていきたいと思います。






    コラムをお読み頂きましてありがとうございます。
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