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    コラム

    リーダーシップのある校長先生を!
    (2012年8月17日)

     しばらくコラムをご無沙汰しておりました。



     アウトプットを控えて、思いを内内に貯めておりましたが、最近特に思うことが出て来ましたので、そのことを書きます。



     近頃放映されている「GTO」というドラマはご存知でしょうか。元暴走族の族長が教師となって、様々な問題を抱える生徒と向き合う学園ドラマです。



     このドラマは、私が学生の頃にマンガとして出ていまして、元々は暴走族のケンカ話が中心でしたが、高校を卒業した主人公がなぜか高校教師になってしまうというところから、「GTO」という話がスタートしています。



     当時は、元がケンカ話だったので、教師になったといっても、似たようなケンカ話になると思っていましたが、頭の固い教師達やPTAを退けて、なんだかんだと生徒のために奔走する主人公に、とても共感したことを覚えています。



     さて、そうは言っても、暴走族を経て教師になることをお勧めするわけではないですし、この主人公のような破天荒な教師ばかりになって欲しいとは思いません。



     この物語で注目したいのが、破天荒な主人公を教員として招き、問題があるたびに主人公をかばってきた理事長の存在です。



     どんな破天荒な性格であっても、それを支える人の存在無しには、力の発揮どころは生まれません。



     理事長が強い信念を持って、反対する教師達やPTAをうまくなだめ、時には説き伏せて、主人公に活躍の場を与えてきました。




     話を現代社会に戻しますと、現在、とある地域でのイジメ問題と学校や行政のその対応について、話題になっています。



     イジメをどう無くすか。そのことを考えると、私は教師達の強い連帯が必要だと思います。



     イジメであるかどうかを見極めるのは、最終的には教師です。しかし、一人の教師だけでは抱えられない問題もあります。加害者側も含めて家庭に事情があったり、当事者間に複雑な過去があったり、複数の加害者が教師を煙に巻くことも多くあります。極端には、親をも巻き込んで、イジメを正当化する場合もあります。



     ですので、学校内の全教師が一丸となって、イジメの解決に動くことが必要です。



     しかし、それにはまずは校長のリーダーシップが必要です。



     教育委員会や文科省やPTAや地域の有力者の顔色を伺うのではなく、真に自分の生徒の今と将来を考えられる校長のリーダーシップが必要です。


     
     校長先生が教師をまとめ、教師が一丸となって、真に生徒にためにと考えられる環境を作ることが、今の学校に大きく求められていることではないでしょうか。



     そうした校長先生や素養を持った教師は、日本にたくさんいると信じます。



     そうした方々をもっと称え、クローズアップして、 多くの校長がああいった人になろう、多くの人がああいう人に校長になって欲しい、という社会になってもらえたらと思います。






    コラムをお読み頂きましてありがとうございます。
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